歴史ドラマ「宮廷残酷史」あらすじ・相関図・キャスト

朝鮮王朝第16代仁祖の側室(後宮)からみた治世をドラマ化したものです。

「宮廷残酷史」という題名からすると恐ろしい感じがするのですが、政治の表舞台に立たなかった女性も実は国の行方に深く関わっていたことを知る内容になっています。

その中で時には残酷にならざるを得なかった女性たちのプレッシャーが感じられます。

朝鮮王朝史上、最も屈辱を味わった王と宮中で繰り広げられる女性の戦いが、女性の嫉妬だけに留まらない政治的な要素と相まってドラマに奥行きをもたらしている。

人間の思惑が複雑にからみ歴史という結果はわかっているが、思わず引き込まれる作品。脚本が「インス大妃」「王と私」を書いた人というのが納得。

 

 

ドラマ概要

日本語題名:宮廷残酷史~女たちの戦争~
韓国語題名:궁중잔혹사 – 꽃들의 전쟁(2013年韓国JTBC)

放送:全50話
脚本:チョン・ハヨン(他」(「インス大妃」「王と私」)
出演:キム・ヒョンジュ/イ・ドクファ/ソン・ソンミ/チョ・テス/チョン・ソンウン

 

あらすじ:

側室の子として生まれたヤムジョン容姿はいいが自分の身分のせいで周りからうとまれる存在だった。恋人は没落貴族のナム・ヒョクだったが身分違いで結婚もできなかった。

そんな境遇に嫌気がさしたヤムジョンは有力両班のキム・ジャジョムの養女となり、世間に復讐するために仁祖の後宮になる。

キム・ジャジョムは王の裏切りに復讐心を燃やし、ヤムジョンを利用して政治の舞台でその準備を着々と進めていく。

第16代仁祖は朝鮮王朝の権威を失墜させた(三跪九叩頭の礼)王として評価は低く、そのことが治世にも尾を引く結果となった。

仁祖が後宮趙氏(金)氏を寵愛するようになると、今の地位を守り王妃になるために継王妃(荘烈王后)や周りの側室達に敵対心を燃やすようになる。

そんな中、人質として清に行っていた仁祖の長男昭顕世子と二男鳳林大君が帰国する。

当然後継者となる昭顕世子の存在は、ヤムジョンの息子にとっては邪魔な存在。自分の息子を王の座にすわらせるには邪魔な存在。ヤムジョンも自分と子ども達の生き残りをかけて様々に画策を行う。

しかし時には人の生死にかかわることにまでその影響が及ぶようになる。だんだんとエスカレートしていく女性とそうさせる宮中の権力闘争が残酷に映しだされる。

 

【登場人物/キャスト】

ヤムジョン仁祖世子妃チャンニョル王妃ソヒョン世子
キム・ヒョンジュイ・ドクファソン・ソンミコ・ウォンヒチョン・ソンウン
(ヤムジョン)(第16代仁祖)(世子嬪姜氏)(荘烈王后)(昭顕世子)
仁祖の寵愛をうける側室。のちの貴人趙氏。数々の悪事をはたらく。クーデターによって光海君から王位を奪う。清に臣下の礼をとるという屈辱を味わう。世子を献身的に支える正室。仁祖との確執が悲劇を起こす。仁祖の継妃。若くして王妃になった。4世代の王に影響を与える。仁祖の長男。9年間清に人質となっていた。帰国後、急逝したため多くの憶測をよぶ。

 

>>「宮廷残酷史」韓国ホームページ(外部リンク)

>>「宮廷残酷史」あらすじ相関図詳細(外部リンク)

 

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