ドラマ「大君/不滅の恋人」あらすじ・相関図・キャスト

韓国ドラマ「大君-不滅の愛人-」は2018年に唯一放送された歴史時代劇ドラマです。第7代世祖が王位につくまでの史実をもとに、一人の女性と権力をめぐる兄弟の野心と愛を描いたドラマです。

実在した首陽大君(スヤンテグン)=のちの世祖と弟の安平大君(アンピョンテグン)をモチーフに、王権と政局争いが一人の女性への愛のためというフィクションを取り入れたラブストーリーになってます。
この愛に生きる女性を演じたのはドラマ「オクニョ 運命の人」でオクニョを演じたチン・セヨンです。この大君では立場の違う女性を演じています。

>>> イ・フィのモデル安平大君(アンピョンテグン)と史実上の人物関係

2011年のパク・シフ主演の「王女の男」と同じ時代背景で、別のラブストーリードラマとしても楽しめます。またイ・フィとイ・ガンの王位争いに関わる朝廷の動向は「インス大妃」のドラマが詳しいです。この時の一大事件でドラマの中でも人物関係に重要な影響を与えているのが「癸酉靖難(ケユジョンナン)」というクーデターです。

2018年に制作された時代劇ドラマはこの「大君-不滅の恋人-」のみで、時代劇にも関わらず短編(全20話)となっているのは、昨今のドラマ制作事情によるものです。時代劇は史実確認や制作にお金と時間がかかり、実在する人物を描く場合はその子孫にも配慮しないといけないことからドラマとして取り入れるのが難しいという事情があります。

ただこのドラマは、歴史ドラマは長いという定説からテンポよく進むストーリーになっていて視聴者を飽きさせない作りになっていて、現在の需要に合ったドラマとなっています。

 

 

大君-不滅の恋人 ドラマ概要

 

あらすじ:

イ・フィとイ・ガンは皇子(大君/テグン)として生まれるも、世子(王の後継者)にはなれない身だった。弟のフィは幼いころより心やさしく争い事を好まない穏やかな性格で、詩や絵の芸に長けていた。一方、兄ガンは野心家で負けず嫌いな気性の激しい性格で、弟が周りから慕われるのをみて、八方美人だと思いつつ嫉妬せずにはいられなかった。

ある日、町に出ていたフィは店先でもめているジャヒョンの仲裁にはいる。せっかく助けてあげたのに強気な態度でフィに接するジャヒョン。しかし、物おじしないジャヒョンの態度が気になるフィだった。

そんなジャヒョンは父親も心配するほどの好奇心旺盛でおてんばな娘だった。父に止められていた撃毬(球)/キョックの試合を見に行き、そこで試合に出ていたフィと偶然再会する。そんな2人はお互いいつしか惹かれあっていく。

その様子を知ったガンは、弟に向けられたジャヒョンの愛情を自分のものにしたくなる。2人の中に割って入ろうとするが、ジャヒョンの心はガンにはなびかなかった。

朝廷では現国王の病気を機に、後継者に誰がなるかの駆け引きが行われていた。正当な後継者の王の息子は幼く王位につける年齢ではなかったため、大妃(テビ=先王の王妃)の意向で先王の兄弟から後継者を指名しようとしていた。ガンの野心と権力欲を警戒した大妃はフィを世弟(王の後継)として擁立する。

これに反発したガンはフィを排除し、フィの愛するジャヒョンも手に入れようと伯父のヤンアン大君と画策する。そのため国境周辺を脅かしていた女真族と結託し、フィを王になる資格を証明する名目で女真族の討伐に派遣する。

しかしその時にガン達の策にはまり、女真族の捕虜となる。それを受けて都にはフィは討伐中に死んだとの知らせが届く。その知らせはジャヒョンの耳にも入り失意に打ちひしがれる。その隙をつきガンはジャヒョンを自分のものにしようとするが、ジャヒョンは誰とも結婚しないと頑なに拒否する。

3年の月日が流れジャヒョンには別な縁談がきていた。しかしそんな折、フィが都に戻りジャヒョンの前に現れる。驚くジャヒョンだったが、お互いまだ思い続けていたことがわかり結婚の許しを得る。

その状況に再び嫉妬した兄ガンは、2人の結婚式の当日、フィを排除するためのある計画を実行する。またしても引き裂かれてしまったフィとジャヒョンの運命は、、。

 

【登場人物/キャスト】

イ・フィjyahyonnガンナジョン
イ・フィソン・ジャヒョンイ・ガンユン・ナギョム
ユン・シユンチン・セヨンチュ・サンウクリュ・ヒョヨン
ウンソン大君。世宗の三男・安平(アンピョン)大君がモチーフ。詩や絵画に長ける芸術家。朝廷の文臣ソン・オクの娘。美人で有名。イ・フィ、イ・ガンの両方から愛される。晋陽(チヤン)大君。首陽(スヤン)大君がモチーフ。フィの兄。野心家で権力主義。王の後継に執着している。チヤン大君の妃。せ祖の王妃・貞熹(チョンヒ)王后尹氏がモチーフ。ジャヒョンの友人だったが夫ガンのために尽くす。
大妃ヤンアン大君ルシゲキトゥク
大妃シム氏ヤンアン大君シルゲパク・キトゥク
ヤン・ミギョンソン・ビョンホソン・ジヒョンジェホ
先王の王妃でフィ、ガンの母親。世宗の王妃・昭憲(ソホン)王后沈氏がモチーフ。ガンの野心を恐れフィを後継者にする。ガンの伯父で助言者。太宗の長男で4代世宗の兄・譲寧(ヤンニョン)大君がモチーフ。王族でも力をもっている。女真族の娘で弓の名手。フィが捕虜になってから世話、護衛をするようになる。フィに思いを寄せる。フィの側近。フィには忠誠を尽くす。ガンの計画を知る証人になったことで、フィとともに苦楽を共にすることになる。

 

>>>「大君-不滅の恋人-あらすじ・相関図詳細(外部リンク)

>>> 「大君-不滅の恋人-韓国公式サイト(外部リンク)

 

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