歴史ドラマ「インス大妃」あらすじ・相関図・キャスト

ドラマ「インス大妃」は朝鮮王朝第5代文宗~第10代燕山君までの時代とその時代に生きて宮中でも影響力をもった仁粋大妃(成宗の生母)を通してみた歴史ドラマです。

この時代、女性の動向は記録されないことが多く、ドラマになるほどの人物はよほどの悪女か業績を残したかのどちらかでしかありません。その動向が注目に値する、あるいはその人物抜きでは歴史(史実)を語れないほど影響力があったことがうかがえます。

男性から見る政治的な歴史とは違った観点からの、激動の時代の描き方が興味深いドラマです。

インス大妃の若い頃に、演技力に定評のあるTAR-Aのハム・ウジョンが熱演しています。また大妃にははまり役のチェ・シラが大妃としての貫禄を感じさせる演技で存在感をだしています。

この時代の歴史ドラマには他に、

「王と妃」:第4代世宗~第10代燕山君まで(王位継承とそれに伴う仁粋大妃:チェ・シラを描く。)

「王と私」: 第7代世祖~第10代燕山君まで(第9代成宗と斉献王后(廃妃尹氏)との関係を描く。)

王女の男:第5代文宗~第7代世祖まで(クーデター事件「癸酉靖難」をベースにした恋愛ドラマ。)

 

 

ドラマ概要

日本語題名:インス大妃
韓国語題名:인수대비(2012年韓国JTBC)
放送:全60話
脚本:チョン・ハヨン
出演:チェ・シラ/ハム・ウジョン/キム・ミスク/ペク・ソンヒョン

 

 

あらすじ:

第5代文宗は先代の世宗の長男として王位についたが、病弱な王と王権の欠如に憂いを隠せない弟の首陽大君(スヤンテグン)は、王座をねらって虎視眈々とその機会をうかがっていた。

>>>首陽大君(第7代世祖)の王位について詳しく知る

そんな朝鮮王朝初期のころ、ハン・ジョン(清州韓氏、後の仁粋大妃)は、明との外交官の父と首陽大君の庶子桂陽君へ嫁いだ姉と暮らしていた。

もともと清州韓氏は、中国の皇帝や朝鮮王朝と婚姻間関係を結び、政界でも出世街道をいく家柄だった。

このような環境で幼少のころから文才に優れ、首陽大君(スヤンテグン)の長男、桃源君と結婚し2男1女をもうける。

1455年に舅の首陽大君の王位争奪により(癸酉靖難)夫が王世子に冊封されると世子嬪(貞嬪)となるが、夫の突然の死によりに宮廷を離れることになる。

一時は宮中から遠ざかった貞嬪だったが、すぐにチャンスは訪れる。夫のかわりに王となった睿宗(桃源君の弟)が即位1年で亡くなったためである。

この時、姑の強靭な権力により自分の息子を王に仕立てあげた。それが第9代成宗となる。これにより再び宮中に帰り咲くことになるが、最後は孫の第10代燕山君が原因で亡くなるという波乱万丈な人生を送る。

特にこの時期朝鮮王朝としての基礎をなす時期で、女性としての行き方が“激動”というにふさわしいです。また後の王室女性の規範となる『内訓(ネフン)』を作った人でもあり、その内容は韓国の歴史ドラマには欠かせない要素となってきます。ドラマでは第5代文宗~第10代燕山君の時代までを生きた仁粋大妃が描かれています。

 

【登場人物/キャスト】

チェ・シラハム・ウジョンキム・ミスクペク・ソンヒョンキム・ヨンホ
チェ・シラハム・ウジョンキム・ミスクペク・ソンヒョンキム・ヨンホ
(インス大妃役)(ハン・ジョン役)(貞熹大妃役)(桃源君/成宗役)(世祖役)
第9代成宗の生母。世祖の長男桃源君と結婚するも王妃にはなれず、後に大妃として帰り咲く。仁粋(インス)大妃の幼少のころ。文才に優れ勝気な性格の女性には珍しい野心家。第7代世祖の妻。夫の王位争奪により王妃となる。初めて垂簾政治を行う政治的な手腕があった。桃源君:世祖の長男。病弱で世子になって間もなく死亡。成宗:第9代王。善政を行い王朝の安定を築く。第4代世宗の次男。王位を争奪し第7代王となる。後にこの行為を後悔したといわれている。

 

>>「インス大妃」韓国ホームページ(外部リンク)

>>「インス大妃」あらすじ相関図詳細(外部リンク)

 

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