ドラマ「トッケビ」の韓国ロケ地、カフェでドラマ気分♪
韓国ドラマ「トッケビ」は、高麗時代のキム・シンが不滅の命をもつ“トッケビ”となり何百年もの間、その命を終わらせるトッケビの花嫁を探し求めて現代に至るファンタジーロマンスのドラマです。
このドラマでは音楽(OST)がトップチャート入りしたものが多かった作品ですが、ドラマの場面で映る場所が象徴的かつ情緒的でドラマの完成度を高めています。
特に印象的な風景のロケ地をご紹介します。
韓国国内の「トッケビ」ロケ地
トッケビに生まれ変わるソバ畑
ドラマの最初から何度も出てくる場所です。キム・シンが高麗時代にトッケビとして永遠の命をもらい生まれかわった場所で、現代でもトッケビ癒しの場として利用しています。
このロケ地は韓国南西部にある全羅北道(チョルラナムド)高敞(コチャン)郡にある「麦の国ハグォン農場」です。15万坪の広い野原で春は麦畑、秋はソバ畑になります。農場が観光農園として許可されて多くのCMやドラマ、映画の撮影地として利用されています。ソウルからは高速バスで3時間程度で行けます。
ちなみに韓国において「ソバ」は身近な食べ物です。食べ物でもよく使われる食材で有名なのもに「 평양냉면/平壌冷麺」「메밀묵/ メミルムク」(韓国のこんにゃくみたいな物)「막국수 / マックッス」(麺)があります。ソバの産地としては山岳地帯の気候が適しているため、有名なのはオリンピックのあった江原道地域の平昌です。
ウンタクの持っている2つのぬいぐるみがトッケビとメミル君です。
韓国北東部海岸の注文津(チュムンジン)防波堤
ウンタクがトッケビを初めて呼び寄せた場所。誕生日の日にお願い事をしながらケーキのろうそくの火を吹き消したことでトッケビが現れる運命を感じる場所。
またトッケビがウンタクにソバの花束をあげるシーンも印象的でした。防波堤に打ち寄せる波と周りに何もないところにたった一人でいるウンタクの元に現れたトッケビと2人だけのシーンは共に必要としている存在を強調するようで感動的。
このロケ地は韓国の東北部、江原道(カンウォンド)江陵(カンヌン)市の注文津(チュムンジン)防波堤です。平昌オリンピックの基点となった市です。この周辺には李氏朝鮮時代の史跡(烏竹軒/オジュッコンや船橋荘/ソンギョジャン)もあり郷土料理の豆腐料理、草堂(チョダン)スンドゥブが有名です。
ソウルから高速バスで2時間30分、韓国高速鉄道KTXでは1時間35分で行けます。
韓国の文化財:安城市石南寺
キム・シンがトッケビになってからずっと供養している高麗時代の王(君主)と殺された妹の灯篭を上げる寺院で、ソウルの南、京畿道 (キョンギド)安城(アンソン)市金光面(グンヴァンミョン)にある「石南寺/ソンナムサ」といるお寺です。
680年に統一新羅の文武王の時代に建立されました。その後、高麗時代に増設されています。仏教が国教となっていた高麗時代には数百人の僧侶が住んでいたといいます。国の指定文化財になっています。ソウルから高速バスで1時間30分くらいです。
ドラマ「トッケビ」のロケ地は韓国の玄関口、仁川(インチョン)が多い
仁川広域市は韓国を訪れる人は降り立つ国際空港があります。
昔から開港都市として栄えたところで、韓国でも重要な拠点です。必ず歴史に登場する“江華島(カンファド)”や市街地は歴史を感じさせる旧市街地と近未来を感じる松島(ソンド)国際都市など新旧都市が共存するおもしろい街です。
ソウルに行く前にちょっと寄り道してドラマ「トッケビ」のロケ地めぐりを楽しんでみては?
仁川 ダベリ古本屋街「韓美(ハンミ)書店」
キム・シンがトッケビとして神の存在を感じるところで、よく悩みがあるとこの古本屋にいます。
ウンタクとトッケビが頭をなで合うシーンが印象的でした。この古本屋は仁川(インチョン)広域市東区にある“韓美(ハンミ)書店”です。仁川の代表的な歴史文化地区でその中のダベリ古本屋街の一書店です。
仁川 トッケビと死神がウンタクを助ける並木道
1本道をトッケビ(コン・ユ)と死神(イ・ドンウク)が霧の中から向かって歩いてくる姿にノックアウトしたファンも多かったのでは?
叔母の借金のかわりにウンタクの母親の遺産をねらう高利貸業者に誘拐されるウンタクを助けにくるシーンで使われました。ここは仁川広域市西区のドリームパークにあるメタセコイア並木通りです。
近くにはトッケビとウンタクが旅行をした松島国際都市にある韓屋ホテルの慶源齋(キョンウォンジェ경원 제)ホテルがあります。仁川で泊るなら一度は訪れたい場所です。
ソウル近郊のカフェ・レストラン
ダルコムコーヒー店
ソウルの南郊の都市でソウルから21kmほどの京畿道 城南市盆唐区亭子洞にあるコーヒーチェーン店。トッケビやウンタク、死神同士の話しのある時によく使われています。カフェの人気メニューが「ハニーモン」というグレープフルーツジュースでウンタクと死神が注文していたものです。
「太陽の末裔」のデート現場のロケ地にもなっています。月に1~2回ミュージシャンによる生ライブも行われるとのこと。
- アクセス :盆唐線・亭子(チョンジャ)駅の3番出口から徒歩約10分
- ダルコムコーヒー:ホームページ