韓国ドラマ「よくおごってくれる素敵なお姉さん」で韓国のセクハラ問題を考える

 

韓国ドラマではその作品の中にその時の社会風潮がドラマのストーリーやセリフに現れることがよくあります。この韓国ドラマ「よくおごってくれる素敵なお姉さん」では今、韓国ではトレンドとなっている“年上女性と年下男子”の恋愛の話しの他に社会的な問題となっている“セクハラ”が描かれています。セクハラ・パワハラ日本でもかなり問題になっていますが、もしも自分がセクハラの対象になってしまったらどう対応するのか?考えながら見るとまた違った角度から見る事の出来るドラマです。

韓国ドラマ「よくおごってくれる素敵なお姉さん」で知る韓国のセクハラと社会背景

日本でも数多くのセクハラ問題がありますがそれは韓国でも同じ事。表に出ている問題は氷山の一角で多くの人は声を上げられない状況にあるのも事実です。
きっかけはハリウッドの「#Me Too」運動。アメリカの被害女優の勇気ある告白に賛同する被害女性たちが「Me Too(私も)」と声を上げるようになり世界的な運動として広がりました。韓国芸能界でも俳優、監督等のこれまでのセクハラ行為が次々と告発され明るみに出る事態となっています。

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元々韓国では儒教の影響もあり女性の地位が低く、長期にわたって「男は外、女は内」という社会文化が形成されてきました。
たとえば1980年代中期になっても、韓国ではタバコを吸う主婦に対し、夫は離婚を求めることができたとの事。現在はタバコを吸う女性も増えタバコが原因の離婚訴訟は、ほぼないと思われます。

もう一つの事例として韓国の男の子は、小さいころから「男子厨房に入らず」の観念を教え込まれます。厨房に入って妻の家事を手伝うような男は職場で同僚から軽蔑され、「女々しい」と見られるのが理由です。現在 若い世代の人たちは共稼ぎも増え男が台所に入る事が普通になっている家庭もあります。事実テレビではアイドルが“料理ができる”ことを売りにしていますし、料理をする番組もあります。

しかし35歳以上の男性では、家事をしない人がやはり大部分を占めていて 韓国で旧世代の「男尊女卑」の観念を取り除くには、時間がかかると思います。そんな「男尊女卑」の観念がセクハラを生んでいる原因の1つかもしれません。

韓国ドラマ「よく奢ってくれる素敵なお姉さん」では、セクハラ被害に遭っていたジナが上司に対しどう戦っていくのか?戦った場合 、現韓国では社会や会社が どう受け止めるのか?そんな視点からも見る事が出来るドラマです。



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