BTS,TWICE韓国の音楽、歌手の人気評価がわかるヒットチャートとの関係とは?
よく日本での歌手の人気を示すものと言えば、そのひとつに「オリコンチャート」がありますよね。最近ではBTSがアメリカのビルボード(Bill board)で連続1位というニュースで話題になりました。では、韓国での人気を示すものは一体どんなものがあるのでしょう?
今回は、韓国のヒットチャートと人気について迫っていこうと思います。
目次
韓国で「人気」といわれる歌手の基準とは?
韓国での人気とはどんなところから見えてくるものなのでしょうか。
例えばファンクラブの会員数、コンサート動員数、広告の起用数などいろいろなものがあると思います。その中でも韓国では「音楽番組での順位」が非常に重要視されているという特徴があります。テレビ番組であれば一般の人たちもよく目にしますし、順位で表すことでそれぞれの「人気度」が一目瞭然なんですよね!
皆さんもよく音楽番組で1位をとったアイドルが、感動で泣いているシーンを見たことはありませんか?
それだけ韓国の歌手にとって、1位を獲得することは名誉あることなのです。
では一体、どうすれば1位をとることができるのでしょうか。次は韓国のヒットチャートの仕組みについて解説していきます!
韓国のK-POP人気とヒットチャート、音楽番組の関係
音楽番組で1位をとると言っても、その具体的な方法は実は番組によって少しずつ異なります。
今回はSBS「人気歌謡」という番組を例に挙げて説明していきたいと思います。
人気歌謡の場合、以下の項目によってその週の順位が決まります。
- オンライン音源 55%
- 音盤(CD) 5%
- SNS(YouTube) 35%
- 視聴者事前投票 5%
- On-Air(リアルタイム)投票 10%
人気評価の構成:オンライン音源
オンライン音源とは、GAONデジタルチャート、MelonやGenie、NAVER、Mnet、Bugs、Soribadaなどのオンライン配信サイトから該当の曲をダウンロード・ストリーミングした回数などが含まれます。(人気歌謡はGAONデジタルチャートの数字が反映されます。)
こうやって見ると、圧倒的にオンラインが占める割合が大きいことが分かりますよね。そのため韓国では、日本に比べ「デジタルシングル」の形式でのリリースが多くなっているんですよ!またオンラインの占める割合が大きいため、その回の放送に出演していない歌手でも1位をとる可能性があります。
このように、受賞者のいない1位発表もよくあることなんです(:_;)
ただしこのようなオンライン配信サイトは、日本の携帯電話のアカウントからはダウンロードなどできない場合があるので注意が必要です。
人気評価の構成:SNS
2番目にSNSの占める割合も高くなっています。これはYouTubeにUPされた「公式MV」の再生回数のことを指しています。
ただしYouTubeの再生方法には、きちんとカウントされるために守らなければならない決まりもあるんです!
- 公式からUPされたMVであること
- 早送りしないこと
- ループ再生しないこと
- 音量は50%よりも大きくすること
- いいねやコメントなどの評価を残すこと などなど…
日本からも応援しやすい方法ですよね♪
ただしこれらを守って視聴しなければ、せっかく観ても投票にはカウントされず意味がなくなってしまいます(>_<)
人気評価の構成:音盤(CD)
実は音盤も、日本から好きなアーティストを応援できる方法のひとつなんです!
人気歌謡をはじめとする音楽番組で、投票の対象になる主なチャートには、
- GAONチャート
- HANTEOチャート
というものがあります。感覚としては、日本のオリコンチャートのようなものです。(人気歌謡ではGAONチャートの数字がランキングに反映されています。)
そして日本の一部店舗では、CDを購入することでなんと!これらのチャートにCDの販売数を反映させることができるんです!つまり自分が好きなアーティストを応援したいと思ったら、韓国のチャートに反映する日本のお店でCDを購入すればいいわけです。
例えば…、HMVでCDを購入すれば、上記両方のチャートに反映します!!!またタワーレコードではGAONチャートに反映することができるようです。他にも新大久保などのCD小売店でも反映できる店舗があるようですので、皆さん気になったらお店に問い合わせてみてくださいね♪
このように日本からも応援できる方法が多いので、皆さんもぜひやってみてください!
人気評価の構成:その他番組の集計方法について
人気歌謡以外の音楽番組での集計方法は以下の通りです。
★M Countdown
- オンライン音源(Mnet、Melon、Genie、Bugs) 45%
- 音盤(HANTEOチャート) 15%
- SNS 20%
- グローバル投票(オンライン) 10%
- 放送(オンエア)投票 10%
★ミュージックバンク
- オンライン音源(Melon、Genie、Bugs、Soribada、NAVER) 65%
- 音盤(HANTEOチャート) 5%
- 放送スコア 20%
- 視聴者投票 20%
やはり圧倒的にオンラインの割合が高いですね。音楽もダウンロードが当たり前の時代になってきているということが伺えます。
今回は「韓国の人気とヒットチャート」について見てみました。韓国での人気は、オンラインやSNS上での地道な応援がカギになるということが分かりました!必然的にオンライン上のチャート上位に入れば、音楽番組での順位も上がってくるという仕組みです。
しかしダウンロードやストリーミングももちろん大切ですが、多くのアーティストはカムバックと同時にサイン会などのイベントも行っています。
ぜひ自分に合ったいろいろな方法でこれからも応援していきましょう♪