韓国ドラマ「トンイ」で見る李氏朝鮮の音楽機関“掌楽院”と人物相関図。

 

ドラマの中でトンイが兄の友人である妓生キーセンによってムスリ(宮女の雑用係。女官ではなくその下)として預けられる先がこの“掌楽院チャンアグォン”です。(あくまでドラマの中での設定です。史実とは違います。)

掌楽院チャンサグォンとはもともとは高麗王朝時代(918年~1392年。朝鮮王朝の前。)につくられたもので、朝儀や祭礼・接待客の歓迎や宮中の宴などに必要な音楽を受け継いで演奏する専門部署です。官庁機構の中では六曹の一つ「礼曹」に属します。朝鮮王朝では第7代世祖が改編し第9代成宗の時代に宮中音楽や舞踊を管轄する組織として掌楽院(チャンアグォン)が確立したということです。

音楽は雅楽中心で主に楽工(アクゴン)と楽生(アクセン)が伝統音楽を奏で、場合によっては妓生(キーセン)の舞踊も加わることがありました。掌楽院には音楽教育を担当するものと実演奏を担当するものに分かれて、伝統音楽の継承と教育も大事な役目でした。朝鮮王朝時代には平均して700人もの楽工が所属していたといわれます。現在は1950年に設立した国立国楽院がその役目を担っています。

◇ドラマの設定
ソリ(妓生)が掌楽院の知り合いにトンイを預けた人は、この掌楽院の従七品/直長(チクジャン)のファン・ジュシクで、トンイを妹のようにかわいがるのが楽工のヨンダルです。また後に南人派としてよけいなことに顔をつっこみトンイをいつも窮地におとしいれるのが上司の正三品堂上/副提調(プジェチョ)のオ・デプンと息子の従四品/僉正(チョムジョン)オ・ホヤンです。

 

【出演者】
ソリ チュブ1 ヨンダル オ太陽 オヤン
キム・ヘジン イ・ヒド イ・ヴァンス イ・ゲイン ヨ・ホミン
(雪姫ソリ役) (黄周植ファン・ジュシク役) (方英達パン・ヨンダル役) (呉大豊オ・デプン役) (呉浩陽オ・ホヤン役)
妓生キーセン。トンイの兄が好きだった。トンイを助ける姉のような存在。 掌楽院の直長(従七品)でトンイを奴婢(ムスリ)として世話する。お調子者。 掌楽院の楽工でトンイを妹のようにかわいがる。小心者。 掌楽院の副提調(正三品堂上)で南人派の大御所、呉太陽の弟。 掌楽院の次官で僉正(従四品)。呉大豊の息子。

 



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