韓国ドラマ「未生 ミセン」で見る韓国社会のリアルが興味深い!

ドラマ「ミセン -未生- 」ではプロ棋士の道を挫折した主人公チャン・グレの生き方を通して現在の韓国社会が垣間見れるのがおもしろいです。

日本とも共通するところがあってやけに親身に迫るドラマです。

最初から登場する韓国の“プロ棋士”と社会との関わりが現実的ではないにしても、誰にでもおこりうる人生の挫折と人生を進む局面での哲学的セリフが満載のおすすめドラマです。

 

 

韓国における囲碁の世界

ドラマを楽しむちょっとした予備知識をが紹介します。

主人公のチャン・グレが考えや人生の指針としているのがドラマのタイトルにもある“囲碁”の世界です。日本では囲碁より将棋の人気が高いですが、韓国では囲碁は特別な存在のようです。

プロ棋士に憧れて目指す人も多く、アマチュアの囲碁大会は毎日必ずどこかで行われているといいます。

ドラマ「ミセン -未生- 」のチャン・グレはプロ棋士になる前の研究生で道をあきらめたのですが、その研究生になるのも難しいのが韓国の囲碁の世界。

プロ棋士になるための登竜門が『韓国棋院」(ドラマにも登場します)の研究生になることです。そのための選考会があるのですが、これが超難関とのこと。

1回に5名程の枠を目指して100名前後の子どもが対局で戦う。その中の成績上位者が研究生になれる仕組み。現在120名程度の研究生がいるが、そのうちプロになれるのは毎年4名程度とされています。

しかも研究生には年齢制限もあり(←チャン・グレもこれで挫折)18歳未満がその基準だが成績がよければ19歳まで1年の延長が認められる。これまでにプロになれない場合、辞める選択しかない

研究生になってからも最下位の組(12人ずつ10組にレベルに合わせて分けられる。その中で手合いを打ち勝ち抜いていく仕組み)で勝ち抜けないと辞めさせられるようになっているようです。

物ごころついた5、6歳のころから囲碁一色だった人にとっては「囲碁の世界」がすべてであり社会となる。研究生を辞めることになるのは“死刑宣告”に近いと表現する人もいるくらい壮絶な挫折と受け止められています。

逆にプロ棋士になるとかなりの社会的地位もあり、社会に与える影響力も高いのが韓国社会です。事実、人工知能(AI)アルファ碁との対決が記憶に新しいイ・セドル氏と並んで韓国で有名なのが李昌鎬(イ・チャンホ)氏で、彼のために兵役義務の法律が変更された程です。

(韓国の兵役については→こちら

日本では地味でおじんさんのイメージ(←私もそうです)の囲碁の新しい世界を発見させてくれるきっかけになったのは間違いありません。

ドラマの背景を知っておくと何倍も楽しめますよ。

 

《囲碁の世界が垣間見れるもののまとめ》

韓国ドラマ『ミセン -未生- 』 囲碁の世界観による人生哲学が満載。

韓国ドラマ『応答せよ1988』 天才棋士チェ・テクはイ・チャンホ氏がモデル。韓国ホームドラマ。

日本の漫画『ヒカルの碁』 世界中のプロ棋士にも愛読者が多い。韓国棋院もでてくる。

 

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