2016年おすすめドラマ「太陽の末裔」の人気を深堀りしてみた
2016年の韓国ヒットドラマといえば「太陽の末裔」ですが、ドラマのセリフから見えてくる人気の秘密を考えてみました。
ドラマのテーマは命の尊厳と希望+愛で相乗効果
タイトルだけでは何のことかわからないし、このタイトル「太陽の末裔」をみて恋愛ドラマを想像する人はまずいないと思います。
もともとの原作は「国境なき医師会」という2011年の大韓民国ストーリー公募賞で優秀賞になったキム・ウォンソクさんの作品です。国境なき医師団をモデルにしています。
原作での設定は医師と看護婦が中心の作品で意外に地味な印象です。これだけでは単なる“過酷な状況での人命救助”という美しいストーリーに終わるところを、いろいろな愛の形から描く命の尊厳と希望をドラマの要にしているところが感情移入しやすかったと思います。
ここは韓国ドラマのヒットメーカー、キム・ウンスクさんの脚本の力も大きいですね。
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タイトル「太陽の末裔」にこめられた思い
あえてタイトルには容易に恋愛ドラマを想像するものではなく「太陽の末裔」という少々難解なものにしたのかは、ドラマの内容とテーマから探ることができます。
ドラマの15話で「太陽に特許は存在しない」という医師ジョナス・ソーク博士の言葉を引用するセリフが出てきます。彼はポリオワクチンを開発した人で、ワクチンの特許を申請しないことですべの必要な人が平等に使えるようになり、多くの患者の命を救った医療界では尊敬される人です。
これと同じように“太陽”はどんな人にもどんな状況でも等しく人々を照らすことから、命の尊厳はどんな立場であっても等しく、太陽は希望の象徴としてドラマの軸になっていることが想像できます。
そして軍人と医師を対峙させることで立場の違いはあっても共通することは同じというドラマのテーマが見えてきます。そこに“愛”という普遍の人気テーマを添えることでより一般の人がドラマに入りこみ易くしたのはさすがです。
作家キム・ウンスクの作品情報
韓国ドラマの恋愛・ラブコメのヒットメーカーといえばキム・ウンスクさんです。この「太陽の末裔」をはじめ韓流ドラマ好きなら必ず見ている作品も多いです。また脚本だけでなく手掛けたドラマに出演した男優が人気に火がつくというのもキム・ウンスクさんの人気の理由です。
彼女の脚本ドラマを見た人もまだの人も人気俳優の演技といっしょに作品をおさらいです。結構名作が多いですよ。
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- 2003年:SBSドラマ「太陽の南~愛と復讐の果て」 全16話
キャスト:チェ・ミンス、チェ・ミョンギル、ユソン - 2004年:SBSドラマ「パリの恋人」全21話
キャスト:パク・シニャン、イ・ドンゴン、キム・ジョンウン - 2005年:SBSドラマ「プラハの恋人」全18話
キャスト:キム・ジュヒョク、キム・ミンジュン、チョン・ドヨン - 2006年:SBSドラマ「恋人」全20話
キャスト:イ・ソジン、キム・ナムギル、キム・ギュリ - 2008年:SBSドラマ「オンエア」全21話
キャスト:パク・ヨンハ、イ・ボムス、キム・ハヌル - 2009年:SBSドラマ「シティホール」全20話
キャスト:チャ・ウンウォン、キム・ソナ、イ・ヒョンチョル - 2010年:SBSドラマ「シークレットガーデン」全20話
キャスト:ヒョンビン、ユン・サヒョン、ハ・ジウォン - 2012年:MBCドラマ「紳士の品格」全20話
キャスト:チャン・ドンゴン、キム・スロ、キム・ハヌル - 2013年:SBSドラマ「相続者たち」全20話
キャスト:イ・ミンホ、キム・ウビン、パク・シネ - 2016年:KBS2ドラマ「太陽の末裔 」全16話
キャスト:ソン・ジュンギ、チン・グ、ソン・ヘギョ - 2017年:tvN「鬼~トッケビ」全16話
キャスト:コン・ユ、イ・ドンウク、キム・ゴウン
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