周りが強烈すぎた?!第11代朝鮮王中宗

 

第11代中宗(1488年~1544年)

 

○棚ぼた式で王に

もともとは王になる予定はなく第9代成宗の次男として、1494年に晋城大君(チンソンテグン)として冊封されている。同年成宗が死去すると異母兄弟で兄の燕山君が第10代王として即位した。

しかし度重なる悪政によって朝廷内での反感が積み重なり、1506年武臣朴元宗(パク・ウォンジョン)らの朝廷クーデターによって18歳の晋城大君が王位にかつがれる。これが中宗反正(チュンジョンバンジョン)といわれるもの。燕山君にも子供がいたが共に廃位となり流刑となっている。

 

○優柔不断といわれる王

クーデターによって王となった中宗は王権が脆弱な上、功績のあった臣下の権力の増幅を抑えることができなかった。これらの功臣の勢力を抑えるために燕山君時代に弾圧されていた朝廷の党派の士林派を積極的に登用し王権の強化と朝廷の秩序を保とうとしたが、かえって急進派の趙光祖らの勢力が拡大し、周りの臣下からの反感を増長させてしまった。

さらに王権の弱さは外戚(王妃の親族)の権力を助長させることとなり、何重にも重荷となっていった。朝鮮三代悪女に名を連ねる鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)が有名。

そんな中、国内では当時南部の三浦(現在の慶尚道三浦)にあった倭人(日本人)居留地で反乱(三浦倭乱)が起き、北部では女真族の侵入がたえなかったりと社会情勢が不安定であった。晩年は健康に問題を抱え38年在位した1544年、長男の仁宗に譲位し亡くなった。

在位期間は長いが王の政策が評価されるというよりは、臣下や外戚への行き過ぎた権力の集中による弊害のほうが注目されることとなってしまった影の薄い王。また日本ではチャングムが仕えた王としての認知度が高い。

 

【中宗の時代のドラマ】

○『王朝の暁~趙光祖伝~』 中宗役:イ・ジヌ 1996年(KBS 全52話)

○『女人天下』 中宗役:チェ・ジョンファン 2001年(SBS 全150話)

○『宮廷女官チャングムの誓い』 中宗役:イム・ホ 2003年(MBC 全54話)

○『ファン・ジニ』 中宗役:パク・チャンファン 2006年(KBS 全24話)

○『天命』 中宗役:チェ・イルファ 2013年(KBS 全20話)

 



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